さて、156を取りに行く日がやってきた。
午前、会社へは行かずに、連絡だけして、午後からの引き取りに備える。 昼飯にはやや早いが、10時すぎに、サッポロ一番ちゃんぽんを作って、食す。 こないだからTVCMをやっていて、注目していたが、しっかり妻が買ってきていた。 なにも入れずに、「素」ちゃんぽんであったが、麺がすばらしくちゃんぽんであった。 スープは、ペースはふつうのスープっぽいが、でもチャンポンの海鮮味が加味されていて、ほほーっ、と 頷くような味になっている。これに野菜、魚介類を少し加えれば、そんじょそこらの中華屋さんの チャンポンより美味いような気がする。サッポロ一番GJ! 2時に近鉄小倉駅で待ち合わせだったのだが、12時50分くらいに出て、地下鉄に。 竹田乗り換えで小倉駅まではすぐ。こっちの方はひさしぶりやなぁ。1時30分に着。 小倉駅の東側へ出ると数軒の店があるだけ。R24まで出ればいろいろあるんだけれども、雨が降ってきたので、 駅前のさてんに入り、アイスコーヒー。 この時間、けっこう満席で、客は熟年層がほとんど。昼飯をたべにきたはるのかなぁ。 2時になったので、TELしたら、反対側のセブンイレブンの前で、ということなので移動する。 ぽつぽつ雨も降っていたが、セブンイレブンの前で待つこと15分(--メ)、相手はベンツでやって来た。 乗せてもらって、置き場所に。若い(30前で半パンにTシャツ+茶髪)ので、何しているか聞いたら 本業は不動産とのこと。ん~、妙に納得。降りるときに、ナンバーが55だったので、エンブレムを見たら AMGのE55だった。右ハンドルだったけれど。助手席乗っていてもええ車やった。 156を受け取り、領収書までもらって(印紙は貼ってなかったけれど)、先導してもらって、R24沿いのGSへ。 そこで別れる。 ほんまにガソリンタンクは空やったみたいで、ハイオクで50Lくらい、9000円近く入ってしまう。 宇治小倉から、伏見区の陸運事務所目指してGO! R24から、新堀川に入る右折で、信号待ち停車したときに、インジケーターがNになったのに違和感を 少し感じた。 ここで、アルファロメオのセレスピードについて説明を。 いろいろネットで調べたが、要領を得ないものが多かった。 ------------------------------------------------ 【セレスピードの説明と使い方】 ぼくらがなじんでいるミッション(変速機)の形態は2つ。MT(マニュアル)とAT(オートマ)。 MT(マニュアル)は、エンジンの動力を車輪に伝える機構として、クラッチ板があって、足のクラッチペダルで、 動力の伝わり方を加減する。変速する際も、動力の伝わりを切って(クラッチペダルを踏んで)、変速する。 AT(オートマ)は、クラッチ板ではなく、ねばねばした液体(ATFオイル)を介して動力を伝える。 国産車も、外車の多くもこの方法を取り入れているので、まず運転の際に戸惑うことはない。 が、アルファロメオのセレスピードは、そういうオートマとはまったく別の自動変速機構である。 端的に言うと、マニュアルミッションの、発進時の半クラ、シフトアップ、シフトダウン、停車時に 次の発進に備えて1速に入れるのを、ふつうはクラッチペダルを自分で操作して行うのを、車がオートで 行ってくれる。よって、クラッチペダルにあたるものはない。 オートマはブレーキをゆっくりリリースするとクリーピング現象で車がゆるゆるとすすむが、 セレスピードはそういうことはなく、アクセルを踏まないと前には進まない。 また、ブレーキを踏んで停車すると、ギヤは次の発進に備えて、自動的に1速になってくれる。 (50秒ほどそのままだとピーと警告音がして、Nになるので、シフトレバーを前へ押して、1速に入れる必要がある) この状態でブレーキをはずしても、オートマのように前へは進まない。ブレーキペダルから足をはずして、 静かにアクセルペダルを踏んでやると半クラ状態で車が前へ進み出して、クラッチが完全につながり、 加速が始まる。 バックも同様。シフトレバーを、右に倒し(Nの位置)、そのまま手前に引くとR(リバース)に入り固定される。 ブレーキから足を外しても、車は動かない。アクセルを踏んで初めて後ろに動き出す。 もう一つ言っておくと、セレスピードには、マニュアルモードと、シティーモードがある。 マニュアルモードは、1→2→3→4→5の変速(シフトアップ)とその逆(シフトダウン)を車に任せずに 自分自身で行える。シフトアップ、シフトダウンは、シフトレバーを前後に操作、またはF1ドライバーのように ハンドルについているボタンを押して、あるいはパドルを引いて、行う。 シフトアップの際には、MTと同様、シフトレバーを動かす直前に、アクセルペダルから踏力を少し抜いてやる と回転数があってよい。 逆に、シフトダウンの際は、クラッチ付の車のように、ヒール&トゥーをしなくても、なんと車が勝手に クラッチを切ってエンジン回転数を合わせてくれるので、スムーズにシフトダウンができる。 シティーモードは、1→2→3→4→5の変速(シフトアップ)とその逆(シフトダウン)を車がやってくれるので 発進時のクリーピング現象がない以外は、あたかも通常のオートマのようである。 さて、実際の操作は、こうだ。 エンジンを止めるときはギヤは1速かRに入った状態で、エンジンを切る。Nに入っていると、坂道で 車が動き出す恐れがあり、もしNに入った状態でエンジンを切ると、ピーと警告音が鳴る。 エンジンを掛けるときは、ブレーキを踏むか、Nにギヤを入れ、キーONで、オイルポンプの音が助手席側 前方で鳴りやんでから(1秒くらい)、かける。 デフォルトは通常モードなので、シティーモードにするときは、シフトレバー根元のシティーモードボタンを押す。 ブレーキをかけたまま、シフトレバーを前へ1回押して、1速に入れる。 アクセルを踏めば、車は動き出す。通常モードの場合は、自分でシフト操作、シティーモードでは車がやってくれる。 シティーモードで走っているときに、シフトレバー(またはボタン、パドル)の操作を行うと、通常モードに変わる。 通常モードで走っているときも、シティーモードボタンを押せば、シティーモードになる。 通常モードのドライビングは楽しい。エンジンを引っ張ってシフトアップしていくと、楽しく加速してくれる。 シフトダウンすると、ウォン、とエンジンが回転を合わせてくれ、エンブレもきく。 シティモードは、はっきり言ってオートマには劣る。オートマだけで乗るなら、はじめからオートマに(たとえば 156のV6 2.5Lに設定のあるQシステム)した方が、操作に戸惑いもなく、機会に信用もおけて良い。 総じて言うと、今書いたように、オートマだけで乗るならオートマがよい。 また、MTで乗るにしても、クラッチがついていて、自分で操作して、ヒール&トゥができる方が楽しくて良い。 ぜったい良い。 と言うことで、次に買うときは、やはりMTで、左Hにする。 ------------------------------------------------ 元に戻って。 陸運局へ行く間、2-3回止まったときに、インジケーターはNを示し、発進都度1速に入れなければ ならない。直感的に、ん~、これはなんかおかしいかも。という疑念がちょっとだけ浮かんだが、 今日中に登録等をすませたいという思いが勝って、なんとも思わずに、登録をすませた。 ※登録は、相談窓口があるので、そこで相談すると手順と買うものを教えてくれるので、 (私はいつもそうしている。今日なんかは、FZRの時に相談した私のことをむこうも覚えたはって、 「あ、またよろしくお願いします」「あんたも好きねぇ」という感じ)誰でも、時間さえあれば、 簡単にできる。 陸運局から車やさんに車検証のFAXを送って、任意保険の名変もすませ、晴れて書類変更等すべて 完了した156に乗って帰る。 ところが、信号に止まる度に、1からNに。1に入れても1秒以内にNに戻ってしまうので、 発進時は1に入れて間髪を入れずにアクセルを踏む。 あせったのは、新幹線高架下、グランドホテルの前の坂で止まったとき。 要は通常の坂道発進と同じなのだが、アクセルを踏む量がいまいち加減がわからずちょっと 下がってしまった。うしろのセルシオは焦っていたと思う。 そこで、これはおかしい、と確信した。 これではMTの操作よりも難しいではないか? 無事、自宅へたどり着いてすぐに、ネットで調べてみると・・・・・あるある。 1.停止時に1速ホールドしてなあかんのに、Nになってしまう事例 2.2速から3速以上にならない事例 3.走行中にNになってしまう事例 いずれも、クラッチを通常足で操作する代わりに、油圧ポンプとアクチレーターと いうユニットがクラッチ操作を制御しているのだが、そこが油圧が不安定とか、の 問題が生じて適切にギヤ制御をしてくれないというもの。 ・・・やっかいなことだ。足で操作していれば、なんということもないものを。 とりいそぎ、譲ってくれた人に、無事帰宅とセレスピードの不具合ではないか?と いう連絡をすると、その人も、それはおかしい、と。 どうするか、という相談の中で、直してもらうか返すか、となり、 とりあえずアルファロメオ京都で診断してもらって欲しいと言うので、そうすることに。 いつもの車やさんに聞くと、部品をとっているD黒商会がアルファロメオ京都をやっているとのこと なので、話しを通しておいてもらう。 ------------------------------------------------ それでも、夜、妻を乗せて、上賀茂方面へドライブ。 セレスピードの不具合とタイヤの山が少ない以外は、とても良い。 各部操作感も乗り心地もかっちりしていて安定感がある。 エンジンのフィーリングも軽々しくなくて、力強く、音も良い。 妻も、このスタイルにはとても好感を持ったようだ。 さあ、どうなるか。 安く直ればいいのだが。
by ktsu0011
| 2011-09-16 23:33
| バイク・車
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